サリオン「陛下!!なにゆえバッハトマに手を打たれませぬ!ただちに挙兵を!!国民は臣下の仇も討たぬ非道といきり立ち、他国は陛下を腰抜けと呼んでおりまするっ!!」

天照「どうもしないよ。わずか3人でこの城に攻め入った彼らに、あっぱれ見事なりと賞賛する以外何があるの?」

サリオン「なっ・・・何ですと!!それでは死んでいったミラージュ騎士がうかばれませぬ!!陛下に永遠の忠誠をちかった彼らのたむけと、玉座を汚されたA.K.D.は・・・!!」

天照「サリオン!人や国家が復習だのメンツだのにこだわって、どれほど関係の無い人が死ぬ?私には面子なんて無いもの、腰抜けと笑われたって気にしないよ。これ以上の血を、無駄に流す事はラキシスが望まない。そして、人類が繰り返してきた短絡的な愚行を、私が選択するわけにはいかないのだ。ボスヤスフォートの言葉に翻弄されたか、サリオン?あれを詭弁というんだよ。」

サリオン「・・・」

天照「私が本気を出そうが出すまいが、そんなこと関係なく彼の行動によって無益な血が流れる。それにつき合っていたらどうなる?彼は戦を求め、関わったすべての人や国で不幸が起こる。ましてバッハトマに対し”将来の厄の芽をつむ”と称し挙兵の理由を出すなど本末転倒。」


長々と書きましたが、何が言いたいかというと・・・つまりはそういうことです(笑)

ご存じない方のために。出典は「The Five Star Stories 〜第5話 ザ・シバレース〜」作:永野護 です。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

まだテーマがありません

この日記について

日記内を検索